人間ドックを受ける際に最も悩むのは、なんといっても受診する医療機関です。人間ドックを受けられる医療機関は全国に点在しており、都市部に行けば行くほど、その地域における実施医療機関の数が多くなります。人間ドックの受診料は医療機関が任意に設定することができるため、受診者を多く集めるために、受診者を満足できるような質の高い場所にすることはもちろん、それ以外にも様々な工夫をこらしています。人間ドックを受ける医療機関を決める際には、いくつか条件を立てて、それに合わない医療機関を選択から排除しながら決めていくと効率よく決めることができます。
条件に合わない医療機関を除外していくことで、最終的に医療機関を数箇所に絞り込むことができるので、その中から受診先を決定すれば良いです。絞り込み作業では、検査全体の所要時間や料金、検査項目などといった基本的な部分で絞り込む方法だけでなく、当日に検査結果の説明を受けることができるかどうかや、検査終了後に食事のサービスがあるかどうか、宿泊施設としてホテルや旅館が選択できるかどうか、医療機関が自宅からアクセスしやすい場所にあるかどうか、受診したことがある人による評価など、検査とは直接関係ない部分も条件にして絞り込む方法もあります。また、人間ドックは一度決めたからといってずっとその医療機関で受診する必要はなく、次回の受診時に別の医療機関で受診しても何も問題はありません。受診先を変更した場合でも、前の医療機関で受診した時の診断結果を持参すれば、その結果が診断結果を出す際に考慮されるからです。
実際に受診して満足できなかったのであれば、受診先の変更を検討すると良いでしょう。