人間ドックの結果を知りたくない気持ち

人間には、危険を事前に知りたい気持ちと、知らないままでいたい2つの相反する気持ちがあります。病気かどうかを知るというのは、非常に怖い事です。どんなに気の強い人であっても、自分が不治の病だと聞かされれば、動揺してしまうのも当然です。となると、精密に検査してくれる人間ドックというのは、小さな病気でも炙り出してしまうわけですから、多くの人にとって怖くて嫌なものです。

その気持ちは誰にでもあります。今まで元気だった人でも、病気があると指摘されると気持ちが萎えて本当に病気になってしまう事もあります。それだけ心に動揺を与える人間ドックの結果は、できれば知りたくないという気持ちもあるでしょう。しかし、知らずにいることは病気をなくす可能性を0にしてしまうことにも他なりません。

知りたくない気持ちはあっても、自覚症状がない状態で受けておけば、早期発見・早期治療で助かる可能性も高まります。ほとんど病院に行かないという人であれば、余計に人間ドックのような検査を受けておいたほうが良いです。普段からこまめに検査している人よりも、大きな病気が隠されている可能性があるからです。すでに、痛みなどの目にわかる症状が出てしまっている場合には医療機関に行く事が先決ですが、健康であっても検査を受けるのが無意味と思わないことが大切です。

自分で健康だと感じられている状態であれば、検査を受けても病巣が育っていないなど、治療が簡単なケースが高くなるので恐怖感も半減します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*